卒業生の声

『英文教室』全日制コース「翻訳ジム」に卒業生からこんなコメントが寄せられています。


ジムの一年間は、何年分もの勉強もしくは実践を超えるものだった

翻訳ジムで学んだことを書き上げるには、とうてい原稿用紙数枚では足りません。そこでぎゅうっと圧縮してみれば、私の場合、それは翻訳の「基本」と「姿勢」でした。まずは「基本」について。ジムを通じて学んだのは、原文が分かることと日本語に換えられるところまで理解することには大きな違いがあること、しかもその上に、英文を理解することと隅々まで掌握することの間にも、もうひとつギャップがあったという貴重な認識でした。英語を文法的に解釈するための勉強法はいろいろあると思いますが、カンマやセミコロンをおろそかにせず、それを翻訳という視点から捉える徹底した構文分析は、ほかでは学べなかったと思います。訳文を考える前に、もとになる材料を咀嚼しきる、これが「基本」でした。

翻訳をビラミッドに例えてみれば、翻訳ジムはその土台を築き、目指すべき頂点を示してくれました。ビラミッドの本体はこれから自分で積み上げていかなければなりませんが、表現や技法を駆使して大急ぎで形を整えるより、あるいはこんな大きさのこんな形をつくりましょうと定まった概念を示されるより、遠回りのようでありながら何より大切な翻訳の基本とパラダイムを教えていただいたジムの一年間は、何年分もの勉強もしくは実践を超えるものだったと改めて思います。柴田先生、ありがとうございました。

〈外務省外郭団体に勤務後、翻訳ジムコース修了 現在訳書数十冊、女性、ICU卒〉


短期間で驚くほど英語が読みやすくなった

小手先の知識ではなく、英語と翻訳のしっかりした土台を築きたいと思っていたときに出会ったのが、翻訳ジムでした。入って三ヶ月間みっちり文法の基礎を教えていただいた後、こんなに短期間で、と自分でも驚くほど英語が読みやすくなったことを今でもよく覚えています。その後の実践的な課題でも、解説がとても丁寧でわかりやすく、毎日少しずつ目が開いていく感じです。自分で訳したものを先生方が一字一句きちんと見てくださるので、どこが誤訳か、どういう表現がよくないのか、翻訳者としてやるべきことや、やってはいけないことなど、とにかく一つの課題でもいろいろなことを教えていただいています。学ぶということに関して、学生のころから振り返ってみても、私にとって今まででいちばん多くのことを吸収している実感があるのが、この翻訳ジムです。

〈実務翻訳者、女性、東京外語大卒〉


先生はシナリオ翻訳家、添削の味の付け方も一流

早目に仕事から引退させてもらえることになり、かねてやりたいと思っていた「翻訳」に、還暦近くなってチャレンジすることにしました。柴田先生のお名前は、インターネットでのご指導、ご著作で存じ上げておりましたので、「翻訳ジム」へ応募しました。「次世代をになう若い翻訳家の養成」を目指しておられた先生としては、こんな年寄りから「年寄りはなぜだめでしょうか」などと脅迫がましい手紙を受け取り、やや困られたとは思いますが、とにかくジム生に加えていただきました。

柴田ジムの「翻訳哲学」と優れた点を私なりに要約すれば: 翻訳哲学は「一点の曇りなき解釈に感性豊かに味を付けた翻訳をめざす」でしょう。先ず、短文の構文分析、文法解析を徹底的に行い、文章の論理的解釈・解読能力をつけさせられます。自分で試訳をつくるだけでなく、プロ翻訳家の訳例の分析・講評も行います。これは数学問題をとくような面白さがあります。その後、「味付け」段階に入りますが、先生はシナリオ翻訳家でもおられるので味の付け方は一流。「目からうろこ」的にご指導いただけ、自分の生煮え翻訳語が生き生きとした日本語に変わります。

(株)アイディは言葉を扱う企業です。扉を開ければ、そこは翻訳、言葉が商品になる世界です。翻訳家が出入りします。編集者も来社します。大学教授も姿を見せます。実務の匂い、実務の緊張、実務の熱気があります。翻訳だけを教える学校では学べない世界が広がっているようです。 プロとしてすでに立派な実績を持つ先輩方がたくさんおられます。必要に応じ、指導をしていただけます。厳しい方たちではありますが、プロの凄みを学べます。環境は整えられています。歳も関係ない筈です。残るは本人の……でしょう。

〈大手メーカー早期退職、雑誌記事などの翻訳に携わる、男性、一橋大卒〉


英文が日本語の文章のようにイメージが浮かび上がるようになった

翻訳ジムのことを知ったのはわたしが大学四年のときでした。将来翻訳の仕事をしたいと考えていたのですがいったいどういうことからはじめていいのか何もわからないという状況でした。そのときこの翻訳ジムに出会い、一か八かの賭けをするような気分で全日制の講座を受けようと思いました。正直、当時のわたしの英語力は大学受験時をピークになだらかな曲線を描いて下降していく、典型的な日本の英文科の学生というレベルでした。英文法をじっくり基礎から半年かけて学び、英語の仕組みをからだで覚えるというやり方にひかれ、これだったらわたしに合っているのではないかと思いました。先生が教材に選んだものはどれも短い文章でありながら、英文法のエッセンスがぎゅっとつまった名文でした。この講座を終えるとどう読めばいいのかわからなかった英文が、日本語の文章と同じように言葉となってイメージを浮かび上がらせてくれる道具にかわっていました。もちろん授業についていくのは決して簡単なことではありません。予習や復習や調べもの等、いくら時間があってもたりないほどです。しかしその負担以上に得るものは大きく、目標に一歩ずつ近づいているという実感を持つことができます。今は英語の文章にとにかくたくさん触れること、そして日本語の語感を研ぎ澄ませることの訓練をしています。毎日こなすことがたくさんあり、とても充実した日々がおくれていると思います。

〈卒業と同時に入ジム、現在海外留学中、女性、清泉女子大卒〉

卒業生の実績
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