学校の「木刀英語」でない、商品としての「真剣英語」

『英文教室』の根幹をなす翻訳の思考過程を応用した英文精読法を普及したく、東京以外の各都市に出向します。

 受験英語のネット授業で予備校の人気講師が「be to 不定詞の意味は方向。可能、義務、運命、命令、予定、意図と区別するのは無意味」(要旨)と言っています。なるほどザッと英語を理解するにはそれでよいでしょう。
 でも教養人が学ぶ英語としては、荒っぽすぎます。主に[可能]は受身・否定文で、[義務]は権威を含意、[運命]は過去時制で、[予定]は公式なもの又は成り行きに、[意図]は条件節中で。こうしたこと知らないと、英文を精確には読めません。
 某英語学校のキャッチコピーに「単語も充分覚え、文法も充分理解した。でも英語ができないのは…」(要旨)とありますが、「単語の一義しか覚えていない、文法の上っ面しか理解していない、から英語ができない」と書き換えたほうが事実に近いはずです。 

 この講座は、日本の英語教育が無視してきた「英文精読力」をつけることを目指しています。英文が精読できれば、自ずと書く力、話す力、聞く力の向上につながります。各種受験生、大学生、教育者、社会人が本当に求めているはずの、現場で使える英語がここにあります。

1、受講対象
英語プロを再教育し、英語アマをプロに育てます

(1)大学
教員の方に:実践に基づく翻訳教育法を開陳します
学生の方に:英文を正確に読むための翻訳訓練をします
 (2)予備校
教員の方に:大手予備校講師に負けない実力をつけます
学生の方に:難関大学突破の読解力をつけます
(3)高校
教員の方に:英文精読の要諦を指導します
(4)社会人
翻訳志望者の方に:英文解説と翻訳添削をします
ビジネスマンの方に:英文を精確に読むための文法を教えます

2、講師

主宰者もしくは柴田メソッドを会得した講師が指導します

講師陣:
英語資格者(資格三冠王、TOEIC満点者、国連特A級、外国大学院修了者など)、英語教員(大学語学教員、予備校英語講師、プロ家庭教師など)、語学職業人(編集者、産業翻訳者、出版翻訳者、映像翻訳者など)、資格職業人(弁護士、公認会計士、米国宅建主任など)ほか、『英文教室』の一定の課程を修了し英語力・日本語力・専門知識をそなえた教養人です。

3、条件
本教育法普及のためフレキシブルに対応します

・全国何処へでも出向きます
・講義は金、土、日、月、になります(夏季、冬季休暇中は全日可)
・一回につき2コマ以上
・講義料(大学非常勤講師料程度)+交通・宿泊費をいただきます
・単発または連続または通年と要望に応じます
・少人数でも結構です

4、大学カリキュラム委員の方へ
商品価値のある英語を教授します

私の古い記憶をたどってみても、大学の英語ってどんなだろうと胸をふくらませて出てみたら、高校や予備校以下のレベルの低いつまらぬ授業に、すっかり幻滅したのを覚えている。太宰治の『正義と微笑』では一高に落ち私立のR大学(予科)に入った主人公が、漢文の授業に感動する場面がある。「朋あり遠方より来る 亦楽しからずや」を旧制中学(今の高校相当)では「仲のいい友達が久しぶりに酒をもって訪ねてきてくれたのがうれしい」などと習っていたのを、「同じ志の人間がいることを知るのは実に心憩えることだ」という意味だと実証的に講義を受け、さすが大学と思うのである。英語でもこれが必要だ。
新制大学の前期2年を旧制の高等学校または大学予科(ともに3年)に例えれば、この期間、まだ受験勉強の余熱で英語の力が落ちていない時期に、さらに徹底した読解訓練をすべきだと私は考える。読むことは語学学習の礎であり、この基礎が確保されていれば、話すことも、聞くことも、書くことも、実に短期間で習得できる。後期二年で専門分野の英文を読みこなすことなど何でもなくなるはずなのである。それをコミュニカティヴと称して安っぽい英会話をこの時期にやってどうなる。「あたかも英国の属領インドたる感して」夏目漱石が歎じたのと同じになるのではないか。

「10年も読むことばかりやっていたから、英語が全然できない」。これが、英語コミュニカティヴ化論者の拠る論である。だが実際は、「読むことが少なかったから」「読み方が足りなかったから」いつまでたっても英語ができなかったのだ。私の友人に翻訳者として名をなした人がいる。彼は若い頃食い詰めて(学生運動で大学中退)、インドネシアのプラント建設の現場に3年ほど出稼ぎに行っていた。最初の半年は片言も喋れず、少しも理解できなかったが、半年過ぎるころ急に通じるようになり、最後の年は互いに60%しか分からないというアメリカ人とオーストラリア人の通訳をしたという話がある。彼は高校・大学の時、原書を紐解くため文法をじっくりやっていたからである。同時通訳の一人者、村松増美の話にも、高校のとき細江逸記の『英文法汎論』を暗記するほどやったとある。
文法に基づく精読こそが英語力づくりの根幹であり、この英語読解訓練には翻訳手法を取り入れるのがおすすめだ。文法的に厳密に読み⇒論理的に意味の整合性を捉え⇒事実関係を念密に調べ⇒原文の構造を残す直訳をし⇒達意の日本語に組み替える。
というわけで、私は大学での英語学習カリキュラムとして、次のようなものを提案する。
1年A:英文精読T 名文家のエッセイ
1年B:ノンフィクション さまざまの書籍冒頭部分
2年A:英文精読U 名文家のエッセイ
2年B:短編小説 いくつもの傾向の違う小説
これだけ系統的にやれば、文法力、論理力、教養力、表現力の四拍子そろった学生を生むこと間違いなし。語学力が大学の格を上げるのは、上智の例で実証済みだ。

 

5、予備校幹部の方へ
実力英語講師を養成します

・徹底した精読が英語学習の根幹
例えばit, this, thatの違いを貴校の英語講師は学生に説明できますか?
答え:
@thatは直前、thisは直前・直後、itは今文中で問題になっていること
Aitは抽象度が高く、that, thisも受けることができる
Bitは抽象度が高いため、this, thatと違って、修飾語句がつけられない
Citでもthatでもよい場合があるが、thatは場面を強調する
Dthatが後のことを指す場合があるが、(1)強調による語順逆転(2)教養の無い人の使い方(3)誤用
これを知っていれば、
That’s it. になぜ「それで決まりだ」の訳がつくか説明できるでしょう。
答え:
thatは「直前にあること」(例えばガールフレンドが自分に別れようと言ったこと)、itは「その文章中で問題になっていること」(例えば国に帰って家業を継ぐかどうか迷っていること)。
⇒彼女の言った言葉が自分の悩む問題に決着をつける、ということ。

優秀な語学教員は鐘や太鼓で集めようとしても集まりません。より大きな都会に、より条件のよい学校に行ってしまうからです。自前で教員の質を高める努力をされてはいかがですか。『英文教室』がそのお手伝いをします。

6、高校英語教員の方へ
英文和訳でない翻訳教育法を伝授します

・初級者には英語の決まりごとを丁寧に教える
High above the city, on a tall column, stood the statue of the Happy Prince.
生徒はたいてい「高い町のうえに・・・」と訳してしまいます。highは形容詞と思い込んでいるからでしょう。「highは副詞。副詞+前置詞句は、『副詞でおおまかな位置』『前置詞句で具体的な場所』を示す」と教えてあげれば、もう迷わないはずです。そして直訳をし⇒「町の上高く、背の高い柱のうえに、幸福の王子の像が立っていました」さらに日本語として自然な訳文にします⇒「町の上高くそびえる柱の上に、幸福の王子の像が立っていました」。
英語は論理的な言語ですから、どうしてそうなるかの理由が必ずあります。この理由を教えることなく、ただ丸暗記させていたのが、これまでの英語教育でした。
「アメリカでは犬でも英語を話す」といいますが、それは24時間ドップリ同じ言語環境に浸れるから。せいぜい一日1から2時間の英語環境にしか身を置けない私たちが、20時間以上のハンディを乗り越えるのが英語の決まりごとです。これらは英語的発想の集積ですから比較的短期間でマスターでき、応用は簡単。読むことも喋ることも聞くことも書くことも、全ての可能性がここから広がります。

・上級者には英語の理屈をこと細かに教える
外国、とくに東南アジア諸国に出かけて英語が話せないと、本当に大学を出たのかと訝られるという話をよく聞きます。だから日本の英語教育はだめなのだ、と続くわけですが、これは短絡というもの。自国語で高等教育を受けられない国では、英語で授業を受けざるを得ず、必然的に英語がうまくなるという仕組み。
近年「英語をしゃべれない日本人」への反省からか、会話とラフリーディングの能力開発が盛んになり、それなりの成果を上げているのは喜ばしいことといえます。でも心配なのは、教養主義の没落とともに文章を読む力が明らかに落ちてきていることです。抽象概念が詰まった外国文を精確に読めてこそ、外国語での情報を間違いなく把握でき、外国語での高度の会話もできるのです。
その第一歩は、英文を精読することです。多義である英語の一字一句の語義にこだわり、SVOCMの文構成要素を特定し、掛かり方を見定める。andやカンマ、記号の意味もしっかり考え、文章の論理構造を理解するのです。
こうすることではじめて、英文が正しく読めるようになりますし、それは速く読むこと、外国人との交渉での説得性につながるはずです。

7、翻訳志望者、ビジネスマンの方へ
木刀でない真剣の英語を体験してもらいます

「…大学入試以後に、一般教養として、翻訳の訓練が行われることはない。いきおい、学生は、大学入試の訳出法が唯一のものでありその種の訳文が十分通用する日本語であると思い込んでしまう。彼らが大学卒業後にその方法で専門書を翻訳することが、大量の意味不明の翻訳書を我々の社会に横行させている」とは名門・駿台予備学校の実力講師だった伊藤和夫の言です(『予備校の英語』研究社)

中途半端な理解で英文を読んでいては、誤訳・悪訳、はてはビジネスの破たんを生じかねません。一字一句舐めるように訓読し、自信を持って英文が理解できるようになりませんか。自分の文体づくりはそれからです。(人数をまとめた上でのグループ受講になります)

8、主宰者 柴田耕太郎
翻訳の現場で40年、英語の修羅場を踏んできました

(詳細はトップページ「英文教室のご案内―主宰者紹介」を参照ください)

・英読教育の専門家
現在『英文教室』主宰。語学で定評ある大学二校にて翻訳を講じています
・翻訳者として
産業翻訳、出版翻訳、映像翻訳、舞台翻訳の分野で商品として通用する翻訳を提供しています
・翻訳教育者として
出版翻訳家を40名以上育成、そのうち3名は10万部以上のベストセラー、3名は30冊以上の実績があります
・翻訳事業家として
翻訳ヴェンチャー潟Aイディを、自社ビルを有する中堅企業に育て上げました
・英文精読教育の啓蒙家として 著書、訳書、論文、雑誌寄稿、講演など多数あります

9、お問合せ

お気軽に『英文教室』宛お問合せください
授業見学、カリキュラム作成、講師紹介にも応じます。

*『英文教室』では、この教授法に賛同する、見識ある協力者も求めています。



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