『名探偵ポワロ』について 執筆者:英語資格三冠王

こちらのブログ執筆も4月から交代になるので、私の担当はこれが最後です。
最後はどのドラマをご紹介するかすごく迷いましたが、やはり私が子供のころから親しんできた『名探偵ポワロ』をご紹介したいと思います。

『名探偵ポワロ』は1989年、クリスティのポワロシリーズの映像化としてLondon Weekend Televisionが主体となって制作され、日本では1990年からNHKで放送が開始されました(我が家にはこのときの録画ビデオが残っており、石坂浩二さんが案内人として、解説をなさっています。)途中、制作側で色々問題があったようですが、2013年まで制作が続き、原作のほぼすべてのエピソードを映像化することに成功しました。

このドラマの魅力は何と言っても主演のデヴィッド・スーシェの演技でしょう。ポワロはそれまでも何度も映像化されており、様々な俳優が演じてきていますが、スーシェは徹底的に原作を読み込み、原作に忠実なポワロを作ったそうです。私は原作の大ファンですが、確かに卵型の頭といった外見から歩き方などの動作まで、原作のイメージそのもののポワロを観ることができます。一方、小説で物語の語り役であるヘイスティングス大尉や、秘書のミス・レモンなどは小説とは少し異なった雰囲気であるものの、より人間味があり、友情も感じられるので、個人的にはドラマの二人の方が素敵だと思います。

さて、このドラマからおすすめの話を選ぶとすれば(とても大変なのですが)、『五匹の子豚』と『盗まれたロイヤル・ルビー』です。前者は悲しい話ですが、とにかく映像が美しいですし、謎解きも面白く、話も考えさせられる類のものだと思います。後者は反対にとても明るくユーモアあふれた作りになっていて、楽しく観ることができ、スーシェのコミカルな演技が魅力です。どちらもDVDで販売されています。

英語は、ポワロがベルギー人という設定なので、くせのある英語ですが、他の登場人物たちの英語は非常に聞き取りやすいと思います。時代設定が第一次世界大戦、第二次世界大戦という頃が多いので、英語は日常会話とは違うかもしれませんが、リスニングの勉強にはなると思います。

1年間、私のつたないブログにおつきあいいただきまして本当にありがとうございました。自分の趣味の世界を披露できてとても幸せな1年でした。どうもありがとうございました。

 

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