『グレイズ・アナトミー 』 執筆者:英語資格三冠王

猛暑のせいか、最近眠れません。最初は電気もテレビも消して頑張っていても明け方4時近くまで眠れないので、結局海外ドラマを観始めてしまう日々が続いています。普段は眠りにつく直前まで殺人事件のドラマを観ていても平気なのですが、最近はさすがにそういう気持ちにはならず(ただでさえ眠れないのに、やっと寝て悪夢にうなされては悲惨なので)、夢に出てきても安心な医療系ドラマを観ています。海外の医療系ドラマで有名なのは『ER緊急救命室』でしょうか。シーズン15まで制作されたこの番組は本国のアメリカだけではなく、日本でも人気が出ました。

さて今回ご紹介するのは『ER緊急救命室』ではなく、もっと軽めでおしゃれな雰囲気が魅力の『グレイズ・アナトミー』です。アメリカで2005年に放送開始となった本作品は安定した人気を維持しているようで、今はシーズン11を放送中とのことです。シアトルの大病院で外科インターンをスタートする5人を中心に話が進んでいきます。主人公のメレディスは、勤務開始前日、病院近くのバーで素敵な男性と一夜を共にしますが、そのお相手が研修先の脳外科医だったとわかるところから物語は始まります。

ご法度の恋愛に悩むメレディス、野心家で粗野だけれど優しいクリスティーナ、下着モデルのアルバイトで学費を工面していたイジー、一目ぼれの相手メレディスからお友達としてしか見られていないことに悩むジョージ、人が嫌がることをつい言ってしまう不器用なアレックス。5人の研修医たちが、患者と向き合い対話することで、自分自身の問題とも向き合うことになっていくような内容です。

医療系ドラマだと用語が難しすぎて聞き取りが大変ですし、日常ではあまり使わない言葉なので英会話の勉強には役に立ちにくいことが多いかと思います。ですがこの『グレイズ・アナトミー』には、専門用語もあるものの、プライベートのシーンも多いので勉強になる場面がたくさんあります。しかも、部下と上司、ライバル、喧嘩相手、などの微妙な人間関係があるので、そういう微妙な相手との会話の始め方、受け答えの仕方も勉強することができます。

キャストでは、メレディスの恋のお相手デレク役のパトリック・デンプシーが、一番有名だと思います。彼はこのドラマで人気が復活し、今ではハリウッド映画にもたくさん出演しています。

医療場面はさらりと流す感じもするので、『ER緊急救命室』がお好きな方には少々物足りなさがあるかもしれませんが、眠れない夜に観るにはこれくらいのシリアスさがお勧めです。ちなみに初期の作品の方が明るく、シーズンが進んでいくにつれ、だんだんシリアス度が増していますので、シーズン1からご覧になることをお勧めします。

『グレイズ・アナトミー』シーズン1 第1話を楽しむのに役立つ用語:
a tumor: 腫瘍
malignant: 悪性
benign:良性
a sub-arachnoid hemorrhage: くも膜下出血
scrub in:オペに入る(手術室に入るために手を洗うことから)
intern:研修医1年目
resident:研修医2年目以降
attending:指導医

参考資料(DVD)
グレイズ・アナトミー シーズン1 コンパクト BOX [DVD](ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント)

 

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