英文をスラスラ読めるようになるには必ずしもサウナに入る必要はない 執筆者:堀エマソン

皆さん、こんにちは。家ではしばしばノンアルコールビールを持ち込んで長風呂をしてしまう、堀エマソンです。

今回のタイトルを見て「あれ?」と思った方もいらっしゃるでしょう。前回の最後に、今月は「聖地巡礼 ~静岡の名サウナ・しきじに行ってきた話~」を書くと予告していたではないか。それよりも「サウナに行きなさい」と言っておきながら、ひと月後に「サウナに入る必要はない」とは何事かと。

前回の執筆後、10連休の間に、私は静岡市内にあるサウナの聖地・サウナしきじに行く予定でした。しかし、目的こそ達成したものの、体調が少しよくなく、コンディションが万全ではありませんでした。十分に堪能できたとは言い難い状態でレビューを書いても良さを伝えることはできないと思いますので、今回は内容を改めることとした次第です。ですが、せっかくこうして場所をいただいていますから、何とか今年中には万事整えて再訪し、レビューを掲載したいものです。

前置きが長くなりました。今回の本題に移りましょう。
「必ずしもサウナに行く必要はない」というのは、「サウナではなく温冷交代浴でも、前回に挙げたようなリラックス&リフレッシュ効果を得ることができる」ということです。

サウナの話をするとよく聞かれる反応は「面白そうだけど、サウナ/水風呂が苦手で」というもの。水風呂が苦手だという方には、先月も書いたように、まず「膝や腰までなど、入れるところまで浸かってみる」「ぬるめのシャワーを浴びる」などを推奨します。夏に向かって気温もどんどん上がっていますから、水風呂への抵抗感も冬よりは小さくなっているのではないでしょうか。上記の方法で慣れてきたら、思い切って入ってみましょう。上がったら水気をよく拭き、露天や脱衣所の扇風機の前で涼しい風に当たれば、風呂上がりなのに服を着るあいだにもう汗まみれ、ということもなく快適です。水風呂が苦手な方はぜひ暑い季節に挑戦してみてください。

そして、サウナの熱さや蒸気がやはり苦手だという方におすすめなのが温冷交代浴です。
公益社団法人日本サウナ・スパ協会のウェブサイトではサウナと水風呂に交互に入ることも温冷交代浴と記載されていますが、ここで言うのはお風呂と水風呂を使った温冷交代浴。つまり、サウナ→水風呂→休憩のサイクルを、温かい(熱い)お風呂→水風呂→休憩にするというものです。温浴はぬるめのお風呂にじっくり浸かるのも良し、熱めのお風呂に短時間も良し、しっかり温まりさえすれば、サウナと同様、時間も温度もお好みで構いません。街の銭湯にはたいてい温度の違う浴槽が2つ以上ありますし、薬草湯、電気風呂、ジェットバス、炭酸泉などがあるところも多いものです。銭湯ではサウナが通常の入浴料とは別料金になっているところが多いため(といっても数百円ですが)、追加料金を払わずとも温冷交代浴を堪能できます。スーパー銭湯なら1度で入りきれないほど種類があるので、次はどれに入ろうかな、と迷う楽しみもあるでしょう。

それならサウナなど入らず、温冷交代浴で済ませればよいではないかと思われるかもしれませんが、やはりサウナにはサウナの良さがあるのです。
温冷交代浴の場合、首から上が発汗するまで温浴するのはなかなか大変ですが、サウナの場合は全身から均等に発汗することができ、それゆえ頭から冷たいシャワーを浴びた時の爽快感はひとしおです。
それから個人的な体感ですが、明るい照明の下での温浴よりも、薄暗いサウナ室のほうがより汗を流すことに集中できますし、水圧がないせいと、サウナ室で座った状態から立ち上がるほうが浴槽から上がるよりも高低差が小さいためか、立ちくらみを起こすことも少ないように思います。

しかし、サウナにしても温冷交代浴にしても、上がったあとのえもいわれぬ解放感、いったん自分を白紙に戻せる心地よさは、日常生活でなかなか他に得がたいものです。
運動する、本を読む、お酒を飲むなど、ストレスを解消する手段は誰しもいくつか持っているものだと思いますが、その中でもサウナや温冷交代浴は、やりすぎて身体を壊すということもありませんし(高血圧や持病などのある方は注意が必要ですが)、心身の健康を保つのにうってつけです。
今は別にそんなに興味がないわ、という方も、いつかサウナやお風呂があなたの助けになってくれる時が来るかもしれません。サウナがあれば元気になれる。常備薬のごとく、心の片隅にぜひ覚えておいてください。