謹賀 執筆者:中村優子

 さんざん言い尽くされもううんざりされているところかもしれませんが、新時代を迎え、みなさまあけましておめでとうございます。
 平成2年生まれの私にとって、改元は初めてのイベント。大型連休中ということもあり、年末年始休みのような雰囲気です。今年はお正月が二回やってきたかのような錯覚におちいったのは私だけではないはずです。私は新春は寝正月、連休は寝GWを決め込み、昼になるまでベッドから出られない日々を送っています。夜に見るテレビでは時代を振り返る特番が続き、4月の末にはカウントダウンイベントも催されていたようですね。平成の終わりはお祝いムードで締めくくられましたが、前回の改元時、昭和から平成へ移行したときは、それすなわち天皇陛下崩御のときだったということで、国じゅうが喪に服しているかのような暗い雰囲気だったと聞いております。まだ生まれる前のことで、どれだけ人から聞いてもうまく想像できなかったのですが、それに近い世間の雰囲気というと、企業がCMを自粛したため、「あいさつはしたほうがいい」という毒にも薬にもならない内容のACジャパンのCMが繰り返し流れることとなった3.11のときのようなものでしょうか。極右・極左の方にとっては改元というのは全く違った意味合いを帯びたものなのでしょうが、ノンポリゆとり世代の私にとってはそういうイメージは当たらずといえども遠からずなのではないかと思います。東日本大震災ももはや8年前の話、言われてピンとこない世代も下にずらっと控えているはずですね。十年一昔とはよく言ったもので、自分が中学生のころ、母親が「私が中学生の頃は〜…うんぬんかんぬん」と話すのを聞き、10年どころか30年も前のことをよくもこんなに覚えているものだと、母に特殊な記憶力が備わっているのではないかと思ったものですが、今でもはっきり覚えているそんな記憶も一昔前のものだと思うに至るのです。

 昔のことは覚えているものなのに、近い日ことをすっかり忘れているのは年をとった証拠でして、このブログの更新のことをすっかり忘れておりました。しかし今回は令和が話題を提供してくれて助かりました。私用でバタバタしており、締切よりも前倒しでの執筆です。ブログが更新される頃には、こんな話題ももう古いものになってしまっているかもしれませんが……。