「きっかけ」 執筆者:鯛焼き

みなさま、初めまして。第1週を担当することになりました「鯛焼き」と申します。昨年3月から「英文法ゼミ」を受講させていただいております。1年間、よろしくお願いいたします。
私は弁理士の端くれでもあります。弁理士と言いますと、最近は少なくなりましたが、昔は、便利屋さんと間違えられる方もときどきいらっしゃいました。そういうときは、なんとなく話を合わせるようにしていました。答えに窮することは多々ありましたが、幸いなのか不幸なのかはわかりませんが、お仕事の依頼は免れてまいりました。発明、工業デザイン、ブランドといった知的財産に関わる仕事、そんな仕事をお助けするのが、弁理士のお仕事ということになっています。広い意味での便利屋さんです。私は企業で特許に関わる仕事をしておりますので、研究開発をお助けするのが、現在の私の仕事ということになります。
そんな私が「英文教室」に出会ったのは、こんなきっかけでした。
必要に迫られて、いろいろな英文を読まなければならないことがあるのですが、特許、技術、法律などなどに関するものです。そんな中で、いまひとつ、しっくりこないというか、そんな感覚を、いつも抱えていました。語学力に問題があることには自覚があったので、基礎をやり直したり、かつて当って砕けたそんな思い出のある伊藤和夫『英文解釈教室[改訂版]』(研究社、1997年)に再挑戦してみたりしておりました。
そんな、折りも折り同書に新装版の発刊予定があること、それには若干の改訂があること、その改訂に柴田先生が関わっていることを知りました。さらに、研究社Webマガジン Linguaの「連載 『英文解釈教室』ノート 柴田耕太郎」という連載記事を見つけてしまうことになります。その連載記事には、『英文解釈教室』記載のひとつひとつの英文について、詳細な分析と解説がつけられていました。解説は、翻訳上の問題点についても及んでいました。「こうやって読むのか、この本は。」と、ひたすら感心してしまいました。
こういうことをきっかけとして、柴田先生が『英文解釈教室』を題材にした「英文法ゼミ」、そして、「英文教室」の存在を知ることとなりました。
私のような門外漢が参加して良いものなのか、そもそもついていけるのか、などなど、何度かの逡巡のあと、まずは見学をさせていただくことにしました。講義はやはり魅力的でしたし、面白いと思っていました。そして、現在に至るです。