はじめまして  執筆者:プレーイングマネージャー

みなさまこんにちは。今月からリレーブログの3週目を担当することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

私は、2016年9月から2018年1月まで英文法ゼミを受講し先日卒業いたしました。
隔週土曜日午前の講座でしたが、ご講義いただく非常に理詰めな英文の分析法はもちろんのこと、文学、文化、宗教、歴史など背景知識のひとつひとつに先生が深い造詣をお持ちなことに大変感銘を受け、また知的好奇心を大いに刺激されました。

簡単に自己紹介をいたします。私の職業は医師で、仕事柄英語に触れる機会は比較的あるほうです。医学の古典的名著にはたいてい訳書がありますが、最新の原著論文を読む場合英語は必須です。今からさかのぼることウン十年前、自分の通っていた中学高校では、予習をして授業に臨み、教師の読み上げる教科書本文の訳読を書き写す授業でした。どうしてこの英文がこういう訳になるのかを突き詰めたりするのは決して嫌いではなかったのですが、ノルマとして英単語や英語構文集の暗記をさせられることが苦痛で、英語との関係がだんだんと疎遠になってしまいました。そうして理系科目の勉強をしなければならないことを言い訳に、勉強時間の大半を英語以外に割いた結果、英語が苦手科目となり、成績も英語の失点を数学、物理でカバーする、そんな生徒でした。柴田先生の門下生(このように名乗らせていただくのもおこがましい限りですが・・)の中でも恥ずかしながら相当な劣等生の部類と思います。

そんな私ですが、ずっと英語の原書や海外のサイトの英文をすらすら読んでみたいという欲求は常にもっていました。医師として駆け出しのころは、海外の論文ひとつ入手するにも大変で数週間かけてFAXで手に入れる、そんな時代でしたが、インターネットの普及で世界の距離感がぐっと縮まり、論文にも瞬時にアクセスできるようになり、英語がとても身近になりました。
英語を再学習しようと思ったきっかけですが、やはりある程度年齢を重ねて仕事に多少余裕ができたためと思っています。若い頃は日々の業務にただただ忙殺され、業務外のことに目を向ける余裕がありませんでした。この年齢になってもいまだに新たな発見があり医師の世界も日々勉強である、とつくづく思い知らされるのですが、人生も折り返しを過ぎて今後を考えた場合、自分の業務をある程度調整できる立ち位置になったこともあり、もう一度英語と向き合って英語に親しみたいといった感情が芽生えてきたことがきっかけです。
英文解釈教室は初版のハードカバーの本を持っておりましたが、現役の受験生時代途中で挫折してそのままになっていました。たまたま同書をネットで検索していたところ、英文教室のホームページにたどり着きました。私は翻訳家を目指しているわけではありませんが、柴田先生の『一点の曇りなく読み解く』という一言に惹かれ、あるとき土曜英文法ゼミを見学させていただきました。授業内容のレベルが高いことは想定していましたが、まず受講してみて思ったのは受講生の皆様のレベルがとても高いこと。しかもそのようにお出来になるレベルの方々ばかりなのに、仕事の休みの日にさらに鍛錬を重ねていらっしゃる姿勢にも感服しました。正直自分のようなレベルの人間は場違いだと感じました。ですがM川様が熱心に背中を押してくださいましたので、2016年9月からお世話になることになりました。せっかく教わるのならば最高の環境で、と身の程をわきまえずとても背伸びをした選択でしたが、結果としてとてもよかったと思っております。
一年間どうぞよろしくお願いいたします。