『英文教室』との出会い 執筆者:流浪の会計士

 みなさん、初めまして。第2週を担当することになりました。昨年5月から「英文精読ゼミ」を受講し、この3月に卒業したばかりです。
 はじめに簡単な自己紹介をします。職業は会計士でして、20数年前に資格を取得して以来、監査法人に勤務して会計監査の仕事をしてきましたが、現在は会計監査の仕事を離れて外部機関に出向しています。
 初回は私が『英文教室』と出会ったきっかけについてお話しします。
 これまで英語といえば、中学・高校・大学の授業のほかに、学生時代からNHKラジオの英語番組をいくつか聴いてきました。もっとも、実際に英語を使う機会はそれほどなく、仕事で海外に2、3回行ったことがあるのと、時々英語の文章を読み書きするぐらいだったでしょうか。またプライベートでは、大学時代の卒業旅行と新婚旅行で海外に行ったぐらいです。ただ、英語自体は嫌いでなかったので、楽しみの一つとして今まで細く長く続けてきました。
 こうした中、昨年初めに、「せっかくこれまで英語を続けてきたのだから、英語を使って何か目に見える成果につなげたい」という漠然とした思いが湧き上がり、英会話学校のウェブサイトを見たり、英語関係の仕事について書かれた本を何冊か読み漁ったりしていました。そんなあるとき、英語力をつけるために通訳学校に通い続けた結果、定年後に通訳者になれたという方のエピソード(注)を読んで、通訳学校を英語力アップに利用することを初めて知ったのです。
 そこで通訳・翻訳関係の雑誌に掲載されている通訳学校・翻訳学校の紹介ページを見ていくと、柴田先生の『英文教室』に目がとまりました。「一点の曇りなく明晰に英文を読み解く」や「英文を論理的に理解し考える」というフレーズが、自分に合っていて面白そうに感じたのです。試しに公開セミナーを受講したところ(ちなみにテーマは「アンドとカンマ」でした。)、期待どおりの講義にすっかり魅了され、今の自分の力にもっとも近そうな「英文精読ゼミ」に通うことに決めました。
 それまでは、通訳学校や翻訳学校はそれを職業にしたいと願う人たちが行くところであって、そこまで求めていない人には関係のない場所と思っていました。しかし今回、たまたま読んだ本がきっかけで『英文教室』に出会うことができました。まさにちょっとした気付きから良き縁に恵まれたことに感謝しています。

(注)田代真一郎『「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年